今日はエッセイのお仕事。差しこむ写真データを一気に出版社へ送らんといけん。エッセイとはいいつつも自伝なんで、使用する写真はほとんどが過去のもの。撮影する写真いうたら自分が昔使うとったニコンFE２くらいじゃ。後の写真は押し入れに入っとる段ボール箱をひっくり返して探し、ひたすらスキャンするのみ。ほいでもまだ足りんけぇ実家からアルバムを送ってもろうたり、小学校の元親友の奥さんところから送ってもろうたりと素材集めもなかなか苦労する。
大学生まで使うとったニコンFE2。昔はニコン党じゃった
そんなこんなでエッセイのPDFもどんどん出てきた。ほしたら今度はこれを校正せんといけんのぉ。なんせ４日間で書き上げた（うち２日は北海道への往復のフェリーの中）んで、誤字脱字が多いじゃろうけぇの〜 (*^_^*)
5月11日 月曜日（曇り）
今日は一日中原稿書き。Penいう雑誌で鉄道特集をやるんで、先月ムラカミと一緒に撮影に行ったやつじゃ。初めてお付き合いする雑誌じゃし、しかもオレ様がカメラマンじゃのうてライターいうことでの登場とあり、結構プレッシャーも感じる。しかもPenなりの書き方いうか独特の言い回しがあって、ちょっと、いや、かなり手こずる。
オレ様の担当は４ページ。でもなかなか難しい・・・
一応できた原稿から編集者女史へ送ってはみたが、やはり言い回しの部分での赤が入った（つまり書き直し）。ほしたら余計プレッシャーを感じるじゃんかのぉ(T_T)
一例を出すと、オレ様が取材して文を書いとるんじゃけど、「○○○と、山崎さんは言う。」とか、「鉄道カメラマンの山崎さんによると、○○○○・・・」という風に、第三者的に書かんといけんけぇじゃ。う〜ん、慣れん仕事は受けん方が身のためじゃ・・・
「ちず鉄 北海道」出張校正第２回目。朝１０時に東京地図出版へ出向き、校正がスタート。この日一番大変じゃった作業は、先方へ確認をお願いしとった保存車両の件じゃ。なんせこの本は日本に無数にある保存車両をその形式と番号まですべて網羅しとる（個人所有をのぞく）けぇじゃ。思いついてやってみたはえぇんじゃけど、この確認作業が一番大変なんよ(>_<) 特に北海道の小樽総合博物館や三笠鉄道記念館なんかは保存車両が多いんで、撮影し忘れとる車両ももしかしたらあるかもしれん。それら車両を全部書いた原稿を先方に渡して確認してもらうんじゃけど、先方さんも大変じゃろうのぉ。そんなこんなで今日は終電を逃し、東京地図出版のミーティングルームで眠ることになってしもうた・・・
結構いろいろなミスが発覚。じゃけぇ校正作業は重要じゃ
東京地図出版のミーティングルームで夜中１人校正を続けるオレ様
背中が無性に寂しい
朝６時頃起きて、適当に東京地図出版を後にする。う〜ん、これで「ちず鉄 北海道」もついに配本を待つのみじゃ。
家に帰れば雑誌Penの初稿ができあがっとった。チェックして明日までに編集部へ戻してくれ いうことじゃ。一難去ってまた一難とは、まさにこういうことをいうんじゃろうか？ 業界誌への連載の校正もきとるけぇ、こっちもせんといけんわ。
おや？ と思った人は、良く気がつきました
上のPDFをよぉ見たら、オレ様じゃのうてマツモトの顔写真が写っとる。これってマツモトの文章をオレ様が校正？ でもこれはそうじゃのぉて、一つの本にオレ様ばっかり登場したらちょっと読者も飽きるじゃろうけぇ、この文章はオレ様じゃのぉてマツモトが書いたことにしたけぇじゃ。いわゆるゴーストライターよ。これはもちろん編集者女史と話しした結果で、オレ様が勝手に考えたもんじゃないんよ。
まぁさすがにそんなことは本が出る前にバラしちゃいけんけど、今この日記は「ちず鉄」作業の影響で一年以上後に書いとるんで、ネタバラシも時効じゃろう(^^)/
今日からはエッセイの出張校正。多摩川を越え、聖蹟桜ヶ丘にある京王電鉄本社と劣るとも勝らない出版社へ出向き、編集者氏と校正をする。ほいじゃけどこの編集者氏兼社長さんも呑兵衛のため、芋焼酎を呑みながらの校正となる。夜にゃ奥さんの手料理をいただき、また乾杯。これじゃぁいったい校正しに来たんか呑みに来たんかわからんじゃんか！ いったいこんなんで校正はちゃんとできるんじゃろうか、いやない。
カバーの写真はこれで決まり！
5月15日 金曜日（晴れのち曇り）
今日は呑まずに頑張ろうと２人で誓うが、そんなことできるわけがない。腹が減ったんで昼飯を食おう いうことになって、近所の中華料理屋へラーメンを食いに行った。サクッと食ってサクッと帰り、サクッと校正 いうはずが、サクッと紹興酒のボトルを頼んでしもうたけぇ、もぉ大変(^_^;) 餃子や野菜炒めなんかをつまみにプチ宴会になってしもうた。結局２人でランチタイムのラストオーダーまで居座ることになり、その金額たるや8,000円也。アホか、俺ら・・・・
ほいでエェ気分になって再び校正を始めるも、なにやら体に異常が発生！ なんとまぶたが重くなって閉じるいう難病にかかってしもうて、校正しとうても出来ん状態が1時時間くらい続いた。医学書を開いて調べて結果、これは「うたた寝」いうもんらしい。
結局校正は道半ばで諦め、オレ様は聖蹟桜ヶ丘を後に。これから「ちず鉄 北海道」の打ち上げがあったけぇじゃ(>_<)
飯田橋の行きつけの鮨屋で編集者、デザイナーさんと打ち上げる
来月発売される写真集の作業も大詰め。今日は必死に使用写真のデータ加工作業。結構もう締め切りがやばいんで、まじめに焦る。
この写真も今年撮った中でお気に入りの一枚
ほいじゃけど夕方になっても作業が思うように終わらん。出版社へ納品する約束じゃったんじゃけど、絶対に間に合わんよぉになって、編集者殿と渋谷で待ち合わせることにした。ほいで大量の画像データが入ったハードディスクを持って夜の渋谷駅へ行き、編集者殿に渡して納品完了！
ほいでも転んでもただで起きんのがオレ様。画像データは渡したんじゃけど、その他のポジ写真を持ってくるのを忘れてきてしもうた(>_<) ホンマに締め切りギリギリじゃ いうんで、夜中にムラカミに自宅までポジを取りにきてもろうて、急いで編集者殿宅へ届けてもらうことに。ほいでその後、ムラカミから電話があった。オレ様はてっきり編集者殿宅へ納品し終えたことの報告か 思うたら、全然違うとった。
「ヤマサキさん、今警察とサバイバルナイフのことで揉めて、出頭しなくちゃいけなくなりました・・・」
いったいどういうことや・・・？
