吉崎三四呂 氏の作品




作品1


昨年の猛暑まっただ中の8月に吹田駅にて撮影。

使用機種 
本体SONY α700
レンズTAMRON SP70-200o F2.8/Di 200o 1/1250 F7.1 ISO200





基本的に編成写真は順光で撮るものです。この作品はトップライトに近いですが半逆光ぎみなので列車の正面に影が落ちていますね。このような光線状態は避けた方が良いでしょう。
あと画面の下に余裕がないので、もう少し手前でシャッターを押すかレンズを少し下に向けるべきでしたね。











作品2

昨年の寒波到来時の12月に近江中庄駅にて撮影。
東北方面、雪の為、2時間半の遅れでした。凍えるかと思いました。

使用機種 
本体SONY α700
レンズSIGMA APO120-400o F4.5-5.6 OS 360o 1/1000 F10 ISO320





雪の中の編成写真ですが、雲間から日も射してとても幻想的ですね。
ただ列車が画面を二分する位置にあるので、もう少し列車を画面の下に持ってきた方が良かったですね。それと列車の顔の右の電柱も避けたかったですね。全体的にいうともう少し焦点距離の短いレンズで列車をもっと手前に引っ張って機関車で電柱を隠し、もう少し線路から離れての位置から撮影して画面左のスペースを狭めれば良かったでしょう。











 








総評

編成写真を中心に撮影されている吉崎さんですが、ちょっと漠然と撮られているような気がいたします。一見きれいに見えても細かいところにはなかなか気づかないものです。編成写真は鉄道写真の基本とともにそれぞれセオリーがありますので、構図を作ったら必ずダミーの列車で確認するなどして細かいところまで気を配った方が良いでしょう。