山田清範 氏の作品




作品1

2009より鉄道写真をはじめました。
これまではモノクロフィルムのスナップを撮っていました。
昨年より鉄道写真に挑戦しています。


Nikon D300S
28-105mm F3.5-4.5 焦点距離60mm
絞り優先 
スポット測光
1/6400秒 F4.5 (+0.7)
ISO600
WB:オート







山田さま、お待たせして申し訳ありませんでした。

さてこちらの作品ですが、列車が画面の真ん中にきてしまっていますね。このように被写体が画面の真ん中にある写真を「日の丸構図(写真)」といって、写真の世界では良くない構図(写真)とされています。












しかしながらこの場所は列車の足回りも見えず、河川敷もこれといってなにもありません。加えて天候も今ひとつです。これらをかんがみても、まずこの場所で撮らない方が良かったと思います。








作品2

Nikon D70S
18-70mm F3.5-4.5 焦点距離29mm
シャッター優先
マルチパターン測光
1/125秒 F11 (+1)
ISO400
WB:オート






菜の花にピントを合わせて列車をアウトフォーカス、このような手法がとれるのもスナップを撮られていたからだと思います。
狙いは良いのですがもう少し菜の花によった方がメリハリが出たと思います。
空の部分がちょっと広すぎるのでここを省いて右の菜の花をグッと引き寄せれば良かったでしょう。





















作品3

Nikon D300S
18-70mm F3.5-4.5 焦点距離18mm
シャッター優先
スポット測光
1/8秒 F22 (-5)
ISO200
WB:オート






シャッター速度が1/8という超スローシャッターでの流し撮りに果敢にチャレンジされているところは良いと思います。
ただやはりこの写真も日の丸構図になってしまっています。列車の進行方向側と地面が無意味ですのでこれらをカットし、なるべく列車を右端に持ってきた方が良いでしょう。
あと露出補正が-5というのも不可解ですが・・・ (^_^;)




















総評

重ねがさねお待たせして大変申し訳ありませんでした。
スナップと比べて鉄道写真はどうでしょうか? 違うようで結構似ているところも多いかと思います。作品を拝見しているとまずは日の丸構図を避けた方が良いかと思います。狙いや表現は良いだけにその点気をつけて撮っていけば上達は早いと思います。