やまけん　氏の作品

作品１

わが地元、井の頭公園でのスナップですね。ボクもいつも通っている場所だけに、とても親しみを感じます。
列車と自転車の人がうまく絡んでいますが、どちらも大きさがちょっと中途半端ですね。このような場合は、自転車の人を主題にしてクローズアップし、列車を副題にした方が良いかと思います。思い切ってローアングルから自転車の人を見上げてみてはいかがでしょうか？　このように構えているときに、うまく目の前を通ってくれるかどうかはわかりませんが・・・(^^;)

作品2

都電の発車シーンを撮影されたものだと思われます。ホワイトバランスをタングステンに設定されていたためか全体的に青いイメージで、どことなく寂しく、神秘的なイメージになっています。それが静かな夜の駅の雰囲気を出し、とても効果的だったと思います。
左下のベンチが中途半端で気になりますが、スローシャッターで列車をブラすなど、その他は素晴らしいと思います。

作品3

今や数少なくなったタブレットの交換シーンです。
こちらの作品は、ちょっと構図が散漫ですね。列車を全て画面に入れるのか、また乗務員によるタブレット交換シーンだけを切り取るのか、意図がはっきりと伝わってきません。
ここは思い切って、交換シーンだけに絞ってみてはいかがでしょうか。

総評	作品1や2を拝見すると、状況に応じて巧みにホワイトバランスを変え、使いこなしている感があります。特に作品2は、素晴らしいと思います。作品を生み出すネタは、身近にいくらでも転がっています。要はそれを見つけていかに料理するかですね。そんなことをやまけんさんに教えてもらった気がします。