今回のテーマは、ピント、構図にこだわって撮影した「編成写真」です。
先頭部にかかってしまった鉄柱、必要悪であると納得しました。いかがでしょうか?
中望遠でのレリーズのタイミングの難しさ、また望遠レンズにおけるピント制度の厳しさを痛感させられました。

中望遠レンズで撮影しているので流線形が程よく表現できています。先頭部に掛かった鉄柱はそれほど気にはなりません。
しかし列車が画面の真ん中にきてしまっているのが残念でした。あと致命的なミスは顔の部分に架線を支えるビームの影が落ちてしまっていることです。これでは編成写真の失敗作となってしまいます。この場合だともう少し望遠レンズで撮れば影をクリアできましたし、画面左右上部にあるビームも処理できたかと思います。

こちらの作品も列車の位置がやや高めですね。もっと画面下を切って列車を下に持ってくれば良いと思います。あと天気が不安定なのか陽がまばらに当たっていたのも残念でしたね。やはり編成写真は晴れたときに撮りたいものです。

新幹線の編成写真は300mmが標準レンズと呼ばれるくらい超望遠レンズでの撮影が一般的となっています。ですが場所さえあればこのように中望遠レンズでも撮影することが可能です。超望遠レンズに比べて遠近感があるため流線形の車両もフォルムが見たままに近い写真を撮ることができます。だからといって列車の顔に影を落としてしまってはどうしょうもありません。線路に落ちた影を確認したりポールやビームを目立たないようにするなど状況に即したレンズワークをするよう心がけましょう。