タッキー　氏の作品

作品1

「晩秋をイメージしたフォト」

藁をたばねたわらぼっちと電車のコラボ。主題となるわらぼっちを画面右下に、副題となる電車を左上にと対角線上に配置しているので、とても落ち着いた構図に仕上がっています。
普段なら列車にピントを合わせるところですが藁にインフォーカスしているところ、また夕暮れ時に撮影されているので季節感がより一層感じられ作品になっています。

作品2

「コマーシャル風のカット」

「コマーシャル風」・・・ということですが、素材となるお茶のペットボトルがこれではあまり目立たず、コマーシャルが成立していませんね。
もっとペットボトルに思い切って寄り、背景はボケても良いくらいのつもりでないと、訴求効果が薄れてしまいます。

総評	鉄道写真のポイントは、主題と副題の関係です。鉄道を取り込んでいる以上、必ず主題か副題のどちらかには鉄道の要素が入っているはずです。そこでどちらも活かそうとすると互いに緩衝しあい、絵が散漫になってしまいます。ですからどちらに力点を置くのか、どちらをより訴えたいのかということを整理して、構図なりピントなり露出なりを考えてみてください。