水野裕輔 氏の作品

作品1



駅撮りで、2列並んだ列車をカメラ(Canon G10) で撮影しました。
ISOは、100です。Pモードで撮影しました。

 



駅のホームでの列車の作品ですね。駅で撮影する際には、いくつかの注意点があります。
一つ目は、乗務員や駅員、乗客の邪魔にならないようにすること、ホームの黄色い線から出ないことです。これは当たり前のことですね。二つ目は、ホームの屋根を支える柱などは極力省くことです。もちろん売店や待合室なども、あまり画面に入れない方が良いでしょう。
そう考えると、こちらの作品では、まず画面右側の柱が気になりますね。この柱はカットした方が良いですね。そして列車が画面の中心にきていること。これは日の丸構図と言って、日本の国旗、日の丸のように主題が真ん中にきていることからこう呼ばれています。鉄道写真に限らず写真では、極力主題を画面の真ん中に置かない方が、よりよい構図と言われています。








画面左右の柱をカットし、さらに列車を画面の下にもってくる












総評 駅での撮影は、ある意味鉄道写真の基礎中の基礎といえるでしょう。まずはシャッターを押す前に今一度画面の中、特に画面の四隅に注意をして、余分なものが写り込んでいないか、列車は今の位置で良いのかじっくりと判断をするようにしてみてください。撮影中は気持ちが高ぶっていて被写体に集中しがちなのですが、一息おいて余裕をもって画面をみることで、よりよい構図に整理することができるはずです。次回から実践してみてください。