池田圭樹　氏の作品




作品1、2




2枚とも列車を中心とした写真ですね。このページで何度も述べていますが、列車は画面の下方に置くとバランスが良くなります。つまり2枚とも下の割合が多すぎて間が抜けた写真になっているのです。画面の下をカットしてレンズを上に向けてあげると良くなるでしょう。






     







作品3




曇りの日に撮影するときは、空をなるべく画面に入れないようにして撮るのがコツです。さらにいうとやはり画面の下の部分が余計ですので、この場合は横位置で撮った方が良かったのではないでしょうか。


















作品4




こちらは作品3とは逆に、横位置で撮ると左右に不要な部分が多く出てしまいます。もう少し列車を手前に引きつけて縦位置で撮影すれば、バランスよく収まったかと思います。


















総評

鉄道写真は走っている列車を撮影するので難易度が高い分野の一つです。絶えず動く列車に目が取られがちになるため、構図全体のバランスが崩れることもしばしばです。
これを防ぐには三脚をしっかりと構え、ダミーの列車で構図を確認する作業が大切です。そして列車は画面の下に置くこと、これを常に頭の中に入れて撮影にチャレンジしてみてください。