初めまして。愛媛県を中心に撮影を行っている現在高校3年生のあんどぅーと申します。
今回、添付した流し撮り写真を見ていただきたいと思います。自身ではここまできれいに流し撮りは決まったことがなかったので、とてもうれしかったです。
ですが、それ以降はこれと同程度の写真は撮影できたことはないです。

撮影データ
2010/11/04 16：39分ごろ撮影
Canon EOS 7D EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS
モード:マニュアル露出　 Tv:1/25 Av:13.0 ISO200 焦点距離:135.0mm

流し撮りは列車の動きにあわせてスローシャッターで撮影する手法で、背景が流れるためとてもスピード感ある写真を撮ることができます。 こちらの作品は流し撮り自体は決まっていますが、車両の連結面も非貫通でそれほど特徴があるわけでもなく、連結面が画面の真ん中でシンメトリーになっているわけでもなく、それこそ流して列車が止まって写っている写真に過ぎません。
作品やコンテストで上位を狙いたいなら単純に流し撮りが決まっただけではなく、流した意味や効果が伝わってこないと厳しいかも知れません。
この素材しかありませんのでこの状態のときにどうすれば良かったかというのは分かりかねますが、とりあえず連結面をアップで切り取れば人の顔のように見えるので、これはこれで面白いのではないでしょうか。

流し撮りは列車を止めれば成功というものではありません。流した効果や写り方を考えて撮らなければ、それはただ流しただけに過ぎません。ここが作品として一番重要なところです。
アップで切り取る、超スローシャッターで狙う、手前にボケを入れるなど表現方法はさまざまあります。まずは最初にどう表現したいのかを確実に頭に思い描いた上で、そのためにはレンズやシャッター速度などどのように流せば良いのかを考えて撮るようにしてみてください。
ただ流し撮りの基本的な技術がないと応用は利きませんので、まずは真横から、その後斜めから、そして段々とシャッター速度を遅くしてレンズの焦点距離も長くするなど、一歩一歩着実にステップアップするよう頑張ってみてください。