12月1日 月曜日(曇り) おととい、昨日とはうって変わって、今日はひたすらインドア派。自宅に籠もったまんま、パソコンで作業を続ける。「ちず鉄 東京」の原稿がままならんのに、携帯サイトのキャプション、鉄橋のデータ加工、そして小海線のデータ加工と続いていく。外に出ての撮影はホンマ楽しいけど、心底楽しめん。原稿締め切りという強迫観念に苛まれながらだと、どうしてもふとしたときにブルーになる。精神衛生上、全然良くない。相変わらず咳は続き、夜中寝付けん。一体いつまでこの状態が続くんじゃろうか(??) 唯一、データ加工の作業じゃったら単純作業なんで、音楽が聴けたりTVが観られる。ちょっとは気晴らしにはなる。 そんなこんなで、今日も一歩も外に出んかった
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12月2日 火曜日(晴れ)
なんか知らんけど、今日も徹夜みとうになってしもうた。3時間ばか寝て、朝6時前に起きる。それから今夜首都大でおこなうGTYの講座の準備をする。今日のGTYは、先週行った小海線のロケの話しと、夜間撮影した大カーブでの写真のできるまで、鉄道風景写真の構図の基本などの話しをしようか思うたけぇ、それにあったストック写真をセレクトする。あとは絞りの話し。デジタルになってモニターで100 %で見ることができるようになったので、ピントや画質の善し悪しがもの凄う目立つようになってきた。そこでとあるレンズを例に挙げ、画像の隅をもの凄く拡大して開放値と最大値との絵をプリントアウトして比べちゃろうかと試みた。その差を見て、結構みんなビックリしとったね。
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12月3日 水曜日(晴れ) 今日もひたすら原稿を書く。あまりに締め切りに追われとるけぇ、食事を作る時間も食べに行く時間ももったいない。一日一食なんて日もざらよ。でも今日はあまりに腹が減ったけぇ、ご飯に振り掛けかけて、海苔をのせて食いながら原稿を書く。いや〜、恐らくこういうのをひもじい言うんじゃろうのう・・・ 箸もバラバラじゃ
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12月4日 木曜日(晴れ)
う〜っん、段々とやばくなってきた締め切りがひたひたと近づいてきとるで。今日も必至に原稿を書いて書いて、書きまくる。 以前「ちず鉄 関東甲信越」で、清瀬にある「バーバーつばめ」を紹介させてもろうた。今夜はその店長、いや駅長に、千駄木にある「せとうち」に連れて行ってもらった。是非ここも「ちず鉄 東京」で取材したいお店の一つだったんよ。普通に行くと取材は拒否の店と言うことで、「バーバーつばめ」の駅長にお願いしたというわけ。まずその店構えを見て、腰が砕けそうになってしもうた。 館山駅の看板をはじめ、転轍機や信号機のかずかず なんでここに583系の外壁が・・・? 中も当然、桁違い。亡くなられた以前のご主人が集められたということじゃけど、それにしても、よくぞここまで(^^;)
四方八方、どこを見ても鉄道グッズであふれかえっとる 現在お店は女性2人できりもりされとって(1人は奥さん)、また出てくる料理がおいしいんよ。懐かしい家庭料理言うか、でも手が混どって、愛情を感じる言うんかね。こんな空間でこんな料理食うとったら、そりゃもう天国じゃ。
ま〜、なんだかんだで、とにかく最高じゃった。また取材させてもろうて、ありがとうございました。是非また行こうと思うた。 |
12月5日 金曜日(曇りのち大雨) 「ちず鉄 東京」で小田急電鉄を取材させてもらっとる。小田急と言えばロマンスカー。ロマンスカーと言えばMSEじゃろ。地下鉄線内乗り入れ初のロマンスカーで、しかも流線形。よう造ったの〜。 ほんで、今日は小田急電鉄運転車両部のI氏に、ロマンスカーに秘められた技術を伺いに、喜多見検車区へおじゃました。 ほんで会議室かなんかでインタビューか思うたら、なんとMSEの車内での取材となった。なかなか出来ん経験に、逆にこっちが緊張してしもうた。 運転車両部車両担当のI氏。 しょうもない質問にもきさくに答えてくれ、ありがとうございました
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12月6日 土曜日(晴れ) 今日も原稿プラス撮影じゃ。今回の本は都内がほとんどじゃけぇ、ほぼ全部撮影しとる。もちろんバイトのムラカミやヤマシタにも手伝ってもろうとるけど。で、今日はアキバというか万世橋の、地下鉄銀座線旧万世橋停車場跡を撮りにいった。石丸電気の前にあるんじゃけど、その人通りの多いところで、このオッサンなに金網撮っとんや?と、さぞ怪しまれたに違いないじゃろうの〜 次は水道橋と飯田橋の間にある小石川橋梁。ここは都内では珍しいドイツ式の橋梁なんよ。さすが日本鉄橋写真作家協会会長のオレ様。 ほんですぐ脇にある、旧JR飯田町駅跡を撮影する。ここは今はホテルメトロポリタンとかJR貨物の本社とか、アイガーデン言うて複合商業施設が入っとって、もう昔の面影は全くなくなってしもうた。でも敷地内に線路が敷いてあって、それが唯一の名残かのう。なんか案内板でもあってもええのにのう。 そんで地面にへばりついてその線路を撮影しとったんよ。ほしたら向こうから親子連れが歩いてきたけえ、こりゃえぇのう思うて撮っとった。ほんならなんや?、急に「山崎くん」いうて声かけられた。その家族は以前クライアントで、なんと知り合いじゃったんよ。超偶然で、超こっぱずかしかった。
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